1月8日(月)
成人の日。駅でたくさんの振袖の子達とすれ違う。今日は冷え込みが強くて寒いのに、みんな楽しそうにキラキラ笑っていた。自由に自分のしたい暮らしをするんだぞ、若者よ、と思った。遅番で出勤。仲良しのSと休憩が被ったのでキャッキャと話す。今度一緒にモスバーガー食べない？と誘った。
コンビニの苺フェアをチェックする。買い占めたい。
1月9日(火)
休み。お正月も終わり、やっと今日から平常運転な街の雰囲気。Tさんと暮らし始めてからずっと水道水をそのまま飲んでいたけれど、お茶を沸かして飲んでほしいと母が会うたびに言うので休みの日はお茶を沸かして置いておくことにした。水道から捻って飲む方が手軽ではあるけれど、いつでも常温のお茶が飲めるというのはやっぱりなんだか良い気分。出来るだけ続けるつもりでいる。
カフェに篭って日記を書く。久しぶりにオーツミルクでラテを飲んだら甘くて美味しかった。隣にいた学生と思わしき女の子が「寒いねって言ったらさ、寒いねって言って欲しくない？それをさ、マフラー巻けば？とか返してくるねん」と彼氏の愚痴を言っていて、たしか全く同じことを昔の自分も思ったことあったな、と思い返す。男子は解決策をすぐ提案してくれるけれど、ただ共感して欲しいだけなんだよね、マフラーなんか勝手に巻くしね。みたいな。
没頭したのと店内が空いていたのとで3時間以上も長居してしまい、ちょっと気まづくてそそくさと帰ろうとしたらスタッフの方達が笑顔で挨拶してくれて、ぺこぺことお辞儀をした。あったかい。
晩ご飯はネットで見たトマトの豚すき鍋焼きうどんを作ってみた。お鍋にうどん、もやし、豚肉、輪切りのトマト、かいわれ大根、の順番で敷いていき、最後にめんつゆを回しかけて煮込んで完成。これがとっても美味しかった！味付けはめんつゆだけなのに豚肉とトマトから旨みがたっぷり出て、和とも洋とも取れる味。トマトのさっぱりさがめんつゆとよく合う。白菜でもキャベツでも葉野菜は何でも合う味だった。切る物も少なくて簡単だしこれは良いレシピを見つけた。
1月10日(水)
目が覚めてからも布団が温かくて全然起きられない。9時前くらいに起きて、洗い物。ゴミを集めたり洗剤を詰め替えたり米を炊いたり。朝から働き者だと思った。そのあとちゃんと自分のためにコーヒーを淹れて休憩した。はなまる。ちょっとだけ手帳を書く。
お昼にTさんの炒飯が食べたいとお願いして作ってもらった。遅番で出勤。暇な時間が結構あって、そうそう、こういう時間もあったんだよな〜と懐かしささえ感じた。ゆとりを持って閉店作業。予定通りの時間にきちんと終えて帰る。学生バイトくんに、成人式の写真を見せてもらった。みんなこれからどんな人生を歩んでいくんだろうね。
寝る前すごくお腹が空いて、食べ物のことばかり考えながら眠った。
1月11日(木)
休み。寒いけれど、本を読むのと勉強するために出かけようかなと思って着替える。ご飯をどうしようか冷蔵庫の中を確認するといろいろ入っていて、その中からマウントレーニアのモカチーノを発見したので今日は家で過ごそうかと思い直す。家が一番リラックスできるけれど、ついだらだらしてしまう。モカチーノをお供に日記や手帳を書く。
晩ご飯はたこ焼き。美味しそうに焼けたやつは取り合いになる。
1月12日(金)
出勤前にSと待ち合わせてモスバーガーを食べに行った。お店ではなかなかゆっくり話せないので嬉しい。とりあえず食べて、バンズがふわっふわだとか、野菜が瑞々しくて美味しいとか言い合う。結構長いことハンバーガーについて話してから「私たちベタ褒めしすぎじゃない？」と可笑しくなる。話したいことは尽きないけれどお店へ。今日は時短勤務なのですぐに終わった。そのまま帰るのもなんだかもったいなくて、カフェに寄ってコーヒーを飲んでから帰った。
晩ご飯は焼いた鯵。魚を食べた後に「きれいに食べたねー」と言われるとなんか嬉しい。
1月13日(土)
久しぶりに早番で出勤。結婚の話題はもはや日常会話と言えるレベルで多いお年頃なのだけれど、Sに「もうゆきこからプロポーズしちゃいなよ！」と言われ、ぐるぐる考える。去年も自分からプロポーズしてみようかと考えた時期があった。まだ早いよ、で片付けられるだろうと思いそのまま水に流したけれど、やっぱりいいかもなと思ってしまう。去年の一年間は特に楽しかった。稼ぎとか、成功とか、そんなものは関係なくこれからもTさんと生きていきたいという意志は固い。ということを本人にちゃんと伝えてみたい。例えば来月のTさんの誕生日にプロポーズしたらどうなるんだろう。迷惑そうにされたらと思うと怖いし、そうするとその日は台無しになってしまうわけだし。
モヤモヤ考えたまま帰宅。Tさんが唐揚げを揚げてくれていたのに、食後に特売の苺を1パック使ってスムージーも作ってくれたのに、いつもみたいに喜べなかった。
結局その後堪えきれなくて、今までの暮らしの中でTさんと生きていきたいという意志が固まっていること、それを伝えたくてプロポーズしようか考えたこと、それによって全部台無しにしてしまわないか不安なことを話した。書いていて、どうしても全部話さずにはいられない性格に呆れる。話している間Tさんは嬉しそうに笑っていたし「ありがとうなぁ」と何度も頷いていたので、それを見てひとまず大丈夫そうだなと冷静に安心した。「ゆきこからのプロポーズを拒否することなんてないし、どんな形であれ台無しになることなんてないよ」と言ってくれてさらに安心した。
とりあえず話はそこで終了。プロポーズを拒否することはない、ということは結婚することはするんだろうけれど、やっぱり時期はもう少し待ってほしいというところは変えられないのか、それとももう籍を入れることになるのか、どっちなんだい。それはプロポーズすれば分かるのかい。
一日で解決する話ではないので疲れ果てて、そのまま静かになって寝た。
1月14日(日)
昨日の夜泣いてそのまま寝たので目と肩がパンパンになっている。まずい。普段はほとんど遅番のくせに今日は早番かよ、とだるだるで身支度。Tさんがささっと豚肉を焼いてお弁当に詰めてくれた。お店に着いたら寒くて余計に体調が悪くなった。EVEを飲んで何とか開店作業をやる。次の人が出勤したら帰らせてもらおうかと思うほどしんどかったけれど、だんだん薬が効いてきて、休憩でお弁当を食べたら持ち直したのでそのまま働けた。危なかった。
仲の良い人にだけ昨日の話を聞いてもらう。よく今日来れたね、と笑われる。
変わらぬ調子で帰宅。私がモヤモヤごちゃごちゃしている間にSONYのヘッドフォンが届いていた。気軽に注文する値段じゃ無かったけれど「よく耳の調子が悪くなって耳鼻科に行くのはイヤホンを長時間つけてるからじゃない？」というTさんの指摘がきっかけで購入。とりあえず音質が良いのでいろんな音楽をかけて適当に踊った。ノイズキャンセリング機能もカフェに行く時絶対便利だし、いい相棒になりそう。へへん。
肩こりが酷いのでストレッチ。Tさんが寝てから、誕生日兼プロポーズ大作戦の流れを練ってみた。花束を作るにはやっぱり予約が必要らしいこととか、フレンチ料理のコースを比べたりとか、Tさんの好きなマカロンの詰め合わせを見たりだとか。でも、するって決めたわけじゃない。でも昨日の感じだときっと喜んではくれるんだろうな。それではっきりさせたいような。少し傾いている。なかなか眠れなかった。
