指先とハンドクリーム

食べたり読んだり日記を書いたり

日記:1月6日〜9日

 

1月6日

毛布がもちもちぬくぬくで出られない。8時半に起きてコーヒーを淹れる。今日も天気がいいみたい。少し仕事をしたら無くなったので、洗濯を干してうどんを食べて、1人カラオケに行った。数年前はそれこそ週一くらいで行っていたが、コロナがきっかけでしばらく行かなくなり、なんだか落ち着いてきたのか、今は数ヶ月に一度になっている。大体いつも1時間で、十八番が決まっているのでじゃんじゃん曲を入れてノンストップで歌い続ける。結構疲れる。半分以上はaikoを歌う。もはや自分にない恋愛経験の歌詞でも、勝手に想像して切なくなったりしながら感情を込めて歌う。気が済んだのでドトールに行き、沖縄黒糖ラテを注文。久しぶりに飲んだら美味しくて、しばらく上に乗っているホイップを眺める。ドラマ「僕の姉ちゃん」のサントラを聴きながら、1時間半ほど勉強した。スーパーに寄って帰宅。今日の晩ご飯は私の大好きな豚汁!ごぼうを入れるとTさんは喜ぶ。豚汁をたっぷり食べると身体中が健康になりました、という気持ちになる。また作ろう。

 

1月7日

朝9時半に母と待ち合わせて、車で2時間ほどかけて祖母の家へ。車の中でのおしゃべりは、私たちの定番である。変わらないようで、色々あるお互いの日常をあれこれ話す。「明けましておめでとうー!」とドアを開けると、この前おばあちゃんがプレゼントしてくれたジャケットの色違いのものをおばあちゃんも着ていた。私はグレーで、おばあちゃんはブラウン。私が着ていたので嬉しそうだった。お昼は祖母、祖父、叔父、母、私の5人でお正月にいつも行くお店へ。大きなエビが2尾も鉄板に乗っている…!他にもホタテやイカ、ナスやピーマンなども。甘辛いタレがかかっていて、とてもご飯に合う。全員しっかり平らげた。祖母の家に帰り、スマホの使い方を教える。タップする力が強すぎてスマホが反応しなくて可愛い。その後母と2人で大きな神社へお参りに行った。おみくじを引いたら吉だった。吉。「腹立ちやすい心を抑えて利欲をすて、驕りを戒めれば人望まし利益を得ます」と、人間にはまぁまぁ難しいことが書かれてあった。

おばあちゃんを誘って母と3人でコメダ珈琲へ。今年は自分の文章を何かしらの形にして、文学フリマという即売会に参加してみようと思う、と話すと2人とも大いに喜んでくれた。「まーた変なこと言い出したよ」みたいな空気になるかもしれないと話すタイミングを伺っていたけど、言って良かった。おばあちゃんは創作活動みたいなものが好きで、そういう活動をするだけでも大賛成だそうだ。文学フリマに参加して、何がどうなるわけではないが、とりあえずの一歩として。

帰ってから、今年やりたいと思っている国内一人旅(近場)、どこにしようかな〜とネットサーフィンした。蕎麦をめぐる旅か、喫茶店を巡る旅がいいなと思っていて、調べた結果喫茶店を巡る旅に決定。喫茶大国といえば名古屋!丁度名古屋に友達がいるから、一緒に飲めたりしたら楽しそう…とワクワクいっぱいで眠った。

 

1月8日

起きてコーヒーを淹れる。仕事して用意してお昼前に出勤。欠勤が多くて途中手が足りなくなり大変だった。なんとか店の雰囲気を明るくしたかったが、それよりも黙々とこなした方がいいのかな、とかやっぱり余計なことを考えた。頭も手もフル回転で最後はちょっとガス欠だった。不甲斐ない。シフトを上がる前に「本当にありがとうね!」と笑顔で言ってもらい、救われる。ありがとう、と伝えるのを職場では意識しているのだがやっぱり大切だなと思った。

帰ってTさんの絶品パスタを食べた。私より料理が上手。

 

1月9日

8時に起きる。何となく気だるい。気のせいだと言うことにして机に座って仕事をする。朝から2回下した。10時半に仕事をやめる。もう全てが面倒くさくてなーんにもしたくない気持ちになった。気のせいだと思っていたが、右肩が凝ってるしぼんやりと頭がいたい。とりあえず洗濯機を回して「ピーッと鳴るまで…」と布団に潜り込む。腹ペコで、お腹がぐーぐー鳴って悲しくなった。洗濯は干したけど、ご飯作りたくないし、出かけたくもないし、何にもしたくない。私はこんなにお腹が空いているのにどうしてこの家にはご飯がないの!!という気持ちでいっぱいになる。29歳。Tさんがほっともっと買ってきていいよと言ってくれたので、買いに行く。結局スーパーにも寄った。どこにも行きたくなかったのに!と、機嫌は良くならないまま、しかし中華あんかけ丼はしっかり食べた。きくらげがこりこり美味しかったが、それがなんだと不貞腐れてセデスを飲んでまた布団に戻る。1時間ぐっすり寝た。Tさんが体温計を持ってきてくれた音で目が醒める。まだ頭が痛くて本を読む気にもパソコンを開く気にもならず、窓の外を眺めた。あぁ…私の貴重な1日が何の意味もなく終わっていくよ…と心の中で言う。

Tさんが今日の晩御飯何食べたい?と聞いてくれた。悲しみたっぷりの声で「エビとブロッコリーのグラタン、パフェ…」と訴えるも却下される。妥協案で海老の炒飯になった。Tさんがエビを買いにもう一度スーパーへ行く。

モリモリ食べて薬を飲んで寝て、散々うじうじしたのでちょっと回復した。Tさんがせめてすぐにご飯が作れるよう、洗い物をして米を研ぐ。

殻付きのエビを買って帰ってきた。私なら絶対に剥き身にするが、こっちの方が安いしいっぱい入ってるし美味しいよ、だそうだ。エビをみてテンションが上がる。殻剥きと背ワタを取るのを手伝った。さっきまでの不調はなんだったんですかというくらい元気になったので日記を書いた。書き始めると楽しくて、なんだかホッとした。

お米が炊けるまでの間にお風呂入ったら?と言われたので湯船にざぱーんと浸かった。私の不調は九分九厘肩こりからくるもので、セデスを飲ませて湯船に入れておけば大抵大丈夫になる。もちろんご飯と睡眠も大事だが、湯船の効果は絶大だ。全身をあったかいお湯に浸けるとおなかも手足もぽかぽかで、こわばった肩もほぐれてくる。頭や体を洗い流すと痛みとか不快感まで落ちたようで、お風呂上がりは身も心もさっぱりして出られるのだ。

お風呂の後、Tさんの海老炒飯をありがたく食べた。生姜が効いていて、エビと卵がご飯に絡まってすごく美味しかった。Tさんは特段エビが好きなわけじゃないので私にたくさんくれた。ぷりぷりのエビ。ほかほかの体。優しいTさん。明日は頑張る私になる。