12月18日(月)
かなり熟睡したらしくスッキリ起きられた。肩周りをほぐす。最近肌ツヤがいい。ブレンダーを買った先週の火曜日から毎朝Tさんがスムージーを作っていて、朝ごはんにそれを飲んでいるのだけれど、やっぱりその効果かしら。バナナとヨーグルトとブルーベリーのスムージー。やばいよモデルになっちゃうよーと、Tさんにいつもよりツヤのある頬を見てもらった。「ごめん俺そういうの分からん」と言われる。ふん。
やることがあったので一時間早く出勤。昨日とは打って変わって結構暇だなーと思っていたけれど、後で売り上げを確認したら全然忙しかった。やっぱり麻痺している。
外国人のお客さんがカタコトなりに上手に日本語を話していたので「日本語お上手ですね」と伝えると「ハイ、イチネンハンホド、ベンキョウ、シマシタカラ。Umm,I just〜」とそこからいきなり英語に変わり、多分日本語を勉強するに至った経緯を話してくれた。2分ほど。「あー…ごめんなさい！分かりません！」と言ったときのあの失望した顔をとても覚えている。何かの単語をしきりに言っていて、それが分かれば脈絡は掴めたのかもしれない。ジャパニーズ、プロフェッショナル、なんとか。なんだったんだろう。ごめんね。
休憩の合間にクリスマスケーキの予約をした。去年食べて美味しかったチョコレートのタルト。最近モチベーションを保っているので、今日も調子良く働いた。時間通りに閉店作業を終えて、みんなとやいやい言い合う。ケーキの予約含め今日やるべきことは全部終わらせられたのでスッキリした。
12月19日(火)
特に何の予定もない休みの日。家で日記を書いたりしている間に日が暮れていた。昨日の外国人のお客さんのことを思い出して、もしかして私は少しくらいは英語を身につけた方がいいのかもしれないと思った。外国人のお客さんってこれから先もっと増えるだろうし。お風呂に入っているときに、そういえばお風呂に入るって英語で何て言うんだろう、と考えたけれどピンと来なくてさすがにまずいと思った。スマホで調べると「I
take a buth 」だった。普通だった。その普通がすぐには出てこない。
12月20日(水)
待ちに待ったお給料日。時間通りに上がれない日がありすぎて思っていたよりも給与が多かった。おお、先月の自分よ、よく働いたものだよ、と心の中で労う。
とりあえず髪を切りに美容院へ。来年の1月でAさんは美容師を辞めてしまうので、全体カットは今日が最後だった。今回もきれいな、エノキみたいな形のミニボブにしてくれた。お店は知り合いの美容師さんが引き継ぐことになっているらしく、これからはその人に切ってもらうといいと教えてくれた。別にやりたいことがあって、春から大学に行くAさんはとてもかっこいい。
切りたての髪で、海鮮丼を食べにいった。頭のついたエビとかイクラが乗っていて気分が踊る。刺身が食べられるようになって、本当に幸せ。でもエビは火が通ってる方が好きだなぁ。
それからTさんのクリスマスプレゼントの調達。今年はロイヒトトゥルムの手帳とイルビゾンテのタオルハンカチ。手帳も日記もつける習慣のないTさんだから手帳なんて要らないかもしれないけれど、もともとモレスキンのノートが好きで何冊も使ってきているので、もしかしたらヒットするかもしれない。三つ下のTさん、今が一番とはいわなくとも確実に良い時期を過ごしていると思うので、何か書き残してほしいという勝手な思いも入っている。
カフェでクリスマスカードも書いて帰宅。準備はバッチリ！
12月21日(木)
遅番で出勤。ビルを出る前、警備員さんに挨拶すると「待ってましたよ。今日も頑張ってましたね」と私たちに言ってくれてとても嬉しかった。めっちゃ感じ良いおじちゃんと、めっちゃ感じ悪いおじちゃんがいる。
12月22日(金)
冬至。最高気温が4℃。出てくる水という水が冷たい。なんで昨日回しておかなかったのか、こんな寒い日に洗濯を干す。三合炊きのお釜に四合のお米を入れて炊いてしまうという初めてのミスをした。かっちかちの米。固い。しかも四合もある。こんなの休憩で食べたらメンタルに良くないのでお弁当に入れるのはやめる。生理前メンタルなのでこんなことで一筋の涙が溢れる。Tさんに笑われる。
マフラーにレッグウォーマーにダウンを着て完全装備で出勤。欠員の無い日が無くて泣きたい。まぁ、風邪の季節だものね…。クリスマス前の金曜日、もう今日の夜からクリスマスは始まっているようなものなのか、来る人来る人とても楽しそうだった。明日はイブイブだけれど、もう今日はイブイブイブですもんね。お客さんが閉店時間まで押し寄せて大変だった。
帰ったら、Tさんがカチカチの米を油で炒めてチャーハンにしていくらか食べやすくした形跡があって可哀想だった。申し訳ない。
12月23日(土)
昨日のカチカチの米を中華雑炊にリメイク。卵と胡麻油とご飯の相性が最高で、カチカチの米を美味しく救済出来て一安心。手帳を持ってカフェへ。使っているフリクションのペン先を0.5ミリから0.4ミリに変えただけで書きやすさがかなり変わり、一人静かに興奮していた。文房具大好き！
15時頃、デパートで母と待ち合わせ。休みが被ったので一緒にクリスマスケーキとケンタッキーを食べる約束。デパ地下が混みまくっていて久しぶりに人混みを体験した。どのケーキにもサンタさんが乗っていて可愛い。私はモンブラン、母はティラミス。
母の車に乗り、ケンタッキーを買いに行く。ケンタッキーって、どこにでもありそうであんまり店舗がない。チキンとポットパイを二つ買ったら次の人が「すみません、ポットパイは残り一つなんです」と店員さんに言われていて気まずい空気が流れた。店を出てから「いぇーい！ラッキー！」と盛り上がった。
こたつに入りながらクリスマスセットを堪能した。やっぱりこれだね。母のオススメでドラマ『SHUT UP』を3話見てから解散。
食器用洗剤が切れたので閉店前のスーパーに寄る。さすがクリスマス前、お肉の品揃えがいつもより豊富だった。Tさんからお願いされていたステーキの牛肉と、骨つきキチンを買って帰る。湯船で温まってから寝た。
12月24日(日)
今月初めての早番が、よりに寄って今日。イブの朝にやらかすわけにはいかないので、念の為何本か早い電車で出勤。お店に着いたら電話がかかってきて、今日出勤の社員さんが40度の熱で出勤できないとのこと。今日は一番頼りにしようと思っていたのでのっけから不安でいっぱいになる。でも後で店長が来るし、大丈夫と気を取り直してしっかり確認しながら開店作業を行う。開店と同時に行列が出来ることもなく比較的落ち着いた午前中だった。
午後は予想通り人混みが凄すぎて店外まで人が溢れていた。ウワー。やること山積みな店長の背中が落ち込んでいる。いや、今日は早番だし時間きっかりに帰りますよ、今夜はTさんとディナーだもんね！と思ったけれど、今日の遅番の大変さは容易に想像出来るので「私に出来ることがあればやって帰りますよ、何か仕事もらいます」と店長に言う。「大丈夫だよ〜」と力なく笑っている。100パー大丈夫じゃないやつ。「あ、じゃあアレやりましょうか！？アレはどうでしょう！？」と持ちかけるも「ううん、大丈夫」と言われてしまった。ここで先回りして何か仕事が楽になるようなフォローが出来ればスマートなんだけれど、鈍臭い私にはそんな能力がない。
終わる一時間前に「本当に大変なお願いなんですけど、コレやってから上がってもらえますか」と店長からおずおず言われ、まっかせて下さいよー！とやる気満々で受けた。頼ってくれたことが嬉しい。
少し時間を押して、人混みをかき分けて帰る。昨日買ったステーキをTさんが焼いて待っていてくれていた。サラダとグリル野菜もついていて、トマトクリームスープとパンもあった。テンションが一気に上がる。もうTさんはセリフが言えるくらい観ている『ホーム・アローン』を観ながら食べた。ステーキはニンニクとローズマリーの香りがしっかりとついていて、やわらかくて美味しかった。スーパーのお肉をこんなに美味しく焼けるTさんはすごい。
お風呂に入ったら今日の疲れがどっときて、すぐに眠くなった。明日はずっと楽しみにしていたクリスマスデートなので、寝過ごさないようにアラームをかけて眠った。
