指先とハンドクリーム

食べたり読んだり日記を書いたり

日記:2月3日〜6日

2月3日

今日も仕事が無い。月初めだからまだまだダイジョウブ、と気を強く持つ。午前中に本棚の整理をした。デスクの隣に置いてある小さい棚は、私の1軍お気に入りコーナーである。ほとんど本を並べている。読み終わってもいつでも触れるところに置いておきたいと思うほど好きになった本や、買ったばかりの本や、読みかけの本など。あとはおやつを詰め込んでいるカンカンや、Nintendo Switch、ハーフカメラなどを置いている。寝室の方には大きな本棚があり、厳正なる選考の結果2軍と判断された本が並んでいる。どれも大切な本に変わりはないが、年月の中で趣向が変わったり、読んでみたら違ったということもあるので仕方がない。スペースは限られているし、思い切って2軍の本をばーんと売るか!と整理を始めた。が、いざ選び出すとやっぱりどれも大切で、売る本はちょろっとしか無かった。

古本といえばブックオフだが、私の好きな本屋も買取をしてくれるらしい。しかし、なんでもかんでもというのは違う気がして、なんとなくその本屋の雰囲気に合いそうな本だけを別の紙袋に入れた。ただの客なのに「本屋の雰囲気に合う」とかなんだ、と思うが。

午後、喫茶店でピラフを食べてコーヒーを飲みながら読書した。今日は空いていて、広めのテーブルに1時間半居させてもらった。落ち着く。うっすい靴下を履いて来たので寒くて鼻水が出た。そのあとブックオフに行った。古いし少ないしこれは200円かな…と思って店内で待っていたが、買取価格は370円だった。ミスドのドーナツが2つも買える。

 

2月4日

早番で出勤。一昨日、全体にメールしてしまったのでみんなの顔色が気になった。みんなも私もそのことに触れればいいのか触れない方がいいのか分からず、結果、ほとんど話題にはならなかった。少しホッとする。でも、事情があって休みがちなスタッフには絶対に私の方から声をかけてフォローしようと思っていたので勇気を出して話しかけた。店長が来て、改めてお礼を言われた。少し話して、そわそわも落ち着いたのでちゃんと働く。「あの一件で私、ゆきこさんのこと無理になったわー」とか思われるのかなと昨日考えたが、多分、大丈夫。

 

2月5日

仕事が無い。無い時は無いので仕方がない。働かざるもの食うべからずなので、午前中はせめてもの家事をした。家事は仕事である。料理や掃除が趣味という人もいるかもしれないが、そうで無い場合は仕事に含まれる。お昼に手羽と大根と青梗菜で生姜スープを作った。時間があったのでほろほろになるまでじっくり煮込んだ。鶏肉がお箸でするする取れる。

Tさんが散歩のついでにケーキ屋さんのシュークリームを買ってきてくれた。「ゆきこ、最近いっぱい家事してくれてるから、お礼」と言われた。仏である。自分が食べたくて、でも1個だけだと私が怒るのが目に見えていたから買って来たのかもしれない、とかは思わないでおく。誰だそんな捻くれたことを言う奴は!

特に何もやる気が起きず、毎日何か生産的でなくても良いではないかと開き直ってスプラトゥーンのガチマッチをひたすらやった。ゲームの腕前を上げても現実では何も強くなっていないので切ない。

定期的に黒髪に憧れてしまう。黒髪なのに垢抜けている人は、一体どんな技を使っているんだろう。私もそうなりたい。教えてくれ。3年前にも同じように憧れて黒髪にしたが、あの時はよく分かっていなかったのだ、すごく微妙だった。今回はイケそうな気がするのだ。だって私、もうすぐ20代も終わりですしね。美容院の予約をして、日記を書いて眠る。

 

2月6日

8時半に起きてコーヒーを淹れる。昨日ぼんやりとソラニンの映画を思い出していたからか、夢にサンボマスター近藤洋一が出てきた。私は彼の大ファンらしく、巧みに近づいていく。関係も持ったあとで「でも、近藤さんは私のこと何も知らないでしょ?だって、私ただのファンだもんね…」みたいなことを言っておしまいにしていた。恐ろしいな私。夢の中の私は谷間があったぞ。いいかげんにしてくれ。

今日は仕事がある!!祝いのコーヒーを飲みながら仕事した。仕事のある喜び。お昼はお蕎麦を作って食べた。ほうれん草が古くなっていて上の方がカサカサだったが、その部分を切ればまだまだ食べられそうだったので入れて食べた。野菜がどれくらい持つのかいまだによく分からない。

夕方から、同窓会に行った。前のお店の店長が声をかけてくれたのだ。大人数で集まっても結局バラバラのテーブルに座るんだし、ちゃんとみんなで盛り上がれるかなぁと心配していたが、店長が巧みに席を移動し各テーブルを沸かせていた。すごく楽しそうに笑っていたり、当時を振り返ってわんわん泣いていたり。私は店長の一挙一動に大爆笑していた。あのときこうやって話してくれていたら良かったのに、と思った。でももう一緒に働いていないからこそ言えることも多いにあるわけで。もう一緒に働くことは無いけど、その人自体をちゃんと好きだという確信が持てて嬉しかった。

かなり久しぶりに終電まで飲んで、家に帰ってお風呂に入ったらしゃっくりが止まらなくて、酔っ払いみたいで恥ずかしい、なんでこんなしゃっくりが出るん、恥ずかしい…!と思っていた。酔っ払いだったんだな。