指先とハンドクリーム

食べたり読んだり日記を書いたり

日記:1月31日〜2月2日

1月31日

8時半に起きる。私が淹れるまで待ちきれず、Tさんがコーヒーを淹れていた。布団の中でコーヒーのいい香りを嗅いでいた。飲みたいのでしぶしぶ起きる。仕事が無い。今日はどうしようかなぁと思っていると、Tさんがニトリに行ってフライヤーが買いたいというので喜んで一緒に出かけた。

ちょうどお昼だったので安くてデカくて薄いニューヨークピザをテイクアウトしてベンチに座って食べた。生地がパリパリサクサクでパクパク食べられる。これがニューヨークピザというものらしい。それからニトリに行って、調理器具を色々見た。お目当ての商品はマルチポットというもので、揚げる、茹でる、煮る、炊く、炒める、なんでもできますよと箱に書いてあった。ストレーナーがついているところが便利らしく、フライヤーみたいな使い方もできるし、何より麺の湯切りもサッと出来ますというところがめっちゃ便利じゃん!!とテンションが上がった。そばとかね、野菜とかね。いちいちザルにバサァとしなくていい。

Tさんと別れ、無印良品に行って物色。去年好きだった桜グリーンティーティーバッグを買う。そのあと、こっそりTさんの誕生日プレゼントを買った。喜んでくれるかなぁ。ショップの店員さんの黒髪ショートがすごく可愛くて黒髪にしたくなった。

喉が渇いたのでカフェに寄り道する。もう今月はカツカツなのだが、先月ちょっと余裕のあった私がプリペイドカードに多めに入金していたのだ。天才やん。そんなこと出来たんか私、ありがとう。レモネードを飲みながらTさんにメッセージカードを書いた。彼の誕生日は準備万端である。

晩ご飯を食べながら見た映画「ナイブズ・アウト」がかなり面白かった。

 

2月1日

8時に起きてコーヒーを淹れる。相変わらず仕事がない。仕事がない日はとりあえず本を読んで、書きたくなったら日記を書くことにしている。「明るい夜に出かけて」を読んでいるとやたらとラジオの話が出てくるのでちょっとオールナイトニッポン聞いてみるか、という気持ちになって調べる。オールナイトニッポンと言えば星野源というイメージがある。Spotifyにあったので聞いた。オードリー若林のことをすごく嬉しそうに喋っていたのでそのままradikoでオードリーのオールナイトニッポンも聞いた。今までの放送を聞いてないので話の流れが分からないが若林がものすごい熱量でツッコんだり笑い転げていてつられてしまった。

せっかく新しい調理器具を使うのだからと思いコンロをピカピカに掃除してから、昨日買ったマルチポットでお蕎麦を茹でた。ほうれん草と卵をトッピングして食べる。ストレーナーで、ジャッと麺を持ち上げるときが良かった。これだよ〜やりたかったのは。午後も引き続き読む。主人公は深夜ラジオのヘビーリスナーなので、読んでいると私もラジオを聴きたくなってくる。ちょこちょこラジオも聞く。

オールナイトニッポンについて検索するとまさに今読んでいるこの小説が、オールナイトニッポン放送開始55周年記念という形で舞台化されるということで取り上げられていた。なんというタイミング。この本は2年ほど前に買っていつか読もうと思って寝かせていたのだ。これはラジオを聞けと言うこと…?と思ってしまった。2月にオールナイトニッポン55周年記念放送があるらしいので聞いてみよう。

ラジオいえば高校生の頃、スクールオブロックのリスナーだった。Twitterハッシュタグをつけていちいち反応をツイートしていた。タイムラインにどんどんみんなの反応が流れてきて、みんなで聞いている感じが好きだった。懐かしいな。大人になってからはほとんどラジオを聞いていない。もしかしたらまた聞くかもしれないし、聞かないかもしれない。

 

2月2日

今日は遅番なので午後から出勤した。1月に入ってからお店の欠員が目立つようになっていて、今日も2名欠員の連絡が入っていた。少しづつお店に「割と簡単に休んでオッケー感」が漂い始めているのを感じていて、まずいなと思いながらも自分の出る幕じゃないし、と思っていた。が、今日ついに思いが溢れ出てしまい、気がつくと全体の連絡網にメールしていた。

1人減ることで他のスタッフに負担がかかることや、それによってお客さんへも影響が出るというようなことを書いた。特定の誰かを攻撃したりしていないか、入念に何度も見直してから送信した。

送ってから「ああぁーーー」と思った。余計なことだったかな。こんなの学生バイトからしたらただのうるせぇフリーターはりきりババアじゃん、社員でも無いくせに、偉そうに。でも、ゆるいのがいいけど頑張れる場所でもありたいじゃないかと思う。いいもん、別に、キモくても。

閉店作業を終えてからスマホを見ると何人からか個別にメッセージが来ていて、言ってくれてありがとうという内容だった。胸がぐっとなった。でもそれは私と同じ気持ちじゃないかなと思っていた人たちばかりで、他のみんなはどう思ったかなって、自分が送った文章が気になって、何度も確認したりしてなかなか眠れなかった。